ウレタン防水は、塗膜防水工法の一つです。
スポンジのもととして知られるウレタンを、液体の状態で下地に塗り、時間をおいて硬化させ、防水層を形成します。
密着工法・通気緩衝工法(絶縁工法)の2つの施工方法があります。
■ ウレタン防水のメリット・デメリット
【メリット】
・手が届きやすい価格
・防水工事では施工数が多い
・複雑な形状、でこぼこがあっても対応できる
・つなぎ目がない
・廃材があまり出ない
【デメリット】
・約5年ごとにトップコートの塗替えが必要
・施工中は雨に弱い
・乾燥に時間がかかる
■ 2種類の工法
・密着工法
基本として、コンクリートの下地にそのまま塗り重ねていく工法です。途中で補強布を使用することもあります。
通気緩衝工法よりも費用を抑えられますが、耐久性は約5年ほどです。
・通気緩衝工法(絶縁工法)
下地の上に通気緩衝シートを設置して通気を確保し、脱気筒を等間隔に配置してウレタンを塗る工法です。
水分を含む、雨漏りを起こしたコンクリート床に適しています。
雨水が溜まりやすい、屋上などの広い場所がおすすめでしょう。